2019/10/29 14:00



からだを温めるリフレクソロジーサロン「awai」主宰の岩井愛が、冷え性改善のコツや、温活アイテムをご紹介するコラム「冷えとりノート」。5回目は「秋バテ」を解消する方法です。


季節はすっかり秋ですね。

過ごしやすい気候ですが、この時季は夏の疲れが出やすいときでもあります。

夏の疲れが引き起こす「秋バテ」



暑さの盛りを過ぎた頃に、からだのだるさや食欲不振などの不調が出ることがあります。
これは、酷暑や紫外線、冷房、レジャーなどによる夏の疲れが、自律神経のバランスを乱し引き起こすもの。
最近は「秋バテ」とも呼ばれています。

またこの時季は、冷え対策を怠ってしまう人も多いのです。
日中は気温が高いので薄着のまま外出し、夜の涼しさで冷えてしまったり。
夏の習慣から、冷房を効かせたままにしていたり、冷たいものを飲み続けていたり。
それにより血行不良が起こり、からだのコリやむくみが出やすくなってしまいます。

自律神経のバランスを整える


秋バテの解消や冷えの改善に重要なのが、自律神経のバランスを整えること。
自律神経とは、内臓を始め、自分では意識して働かせることができない心身の活動を調整してくれる神経のことです。
からだの活動時や昼間に活発になる「交感神経」と、安静時や夜に活発になる「副交感神経」があります。

自律神経は体内時計によってコントロールされており、日中に活動し、規則正しい生活をすることで、夜になると副交感神経に切り替えられます。 
ですが、仕事や人間関係によるストレスから夜に考え事をしてしまったり、パソコンやスマートフォンのブルーライトの影響、またそれらの操作による脳への刺激などで、現代人の生活はとかく交感神経優位になりがちです。
心身の休息と回復のためには、副交感神経への切り替えがスムーズに行われ、良質な睡眠をとることが重要ですので、自分に合ったリラックススイッチを作るようにしましょう。

リラックススイッチの入れ方


就寝前の習慣としておすすめなのが、アイピローを使って目を温めること。
血流を良くすることで眼精疲労の改善にもつながります。

KinoKotoの「ほっとするアイピロー」は、電子レンジで加熱することで、じんわりと心地よく目を温めることができます。
ほのかにラベンダーの香りがするので、よりリラックス感があり、気がつくとそのまま眠りについてしまうほど。


ほっとするアイピロー」については、こちらのコラム(秋の快眠におすすめ! 心とカラダが落ち着く「ほっとするアイピロー」)で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

そしてもう一つのおすすめは、眠る前に足全体をもみほぐすこと。
自律神経と血流やリンパの流れには相互関係があり、滞りがちな下半身の巡りを良くすることは、自律神経を整えることにもつながります。

疲れてしまってマッサージやストレッチができないという人は、足首を回すだけでも良いのです。
片膝に足首を乗せ、10〜20回ほど回しましょう。
ゆっくりと深呼吸しながら両足行います。


余裕があれば、以前のコラム(冷えとりノート Vol.1 からだが冷える要因を知ろう)でご紹介した、自律神経を整える反射区を押したり、ふくらはぎをもみほぐしたりしてみてください。

寒さが訪れる前にからだをしっかり回復させ、免疫力を高めておくと、冬の不調も少なくなっていきますので、今のうちに夏の疲れを解消しておきましょう。


ご紹介したアイテム/関連アイテム



岩井愛(awai主宰/リフレクソロジスト)

ナチュラルなライフスタイルを提唱するサロンやショップにて施術、接客のほか、商品開発や販促などに長年携わる。
また、冷えや女性のからだにまつわるイベントなどを多数企画、運営し、自ら講師も務める。
2018年より、からだを温めるリフレクソロジーサロン「awai」を主宰。
日本リフレクソロジー協会認定プロフェッショナル・リフレクソロジスト。