読みもの

2021/08/05 11:45



からだを温めるリフレクソロジーサロン「awai」主宰の岩井愛が、日々を心地よく過ごすヒントをご紹介するコラム「気持ちいい暮らしのレシピ」。6回目は「オーガニックコットンのルームウエアでリラックス」です



酷暑が続いています。

屋外は少し動いただけで汗が吹き出てくるほどの暑さですが、そのまま冷房で冷やされた室内に入ると、汗が蒸発するときに熱が奪われる上、急激に冷気にさらされるため、体温はがくんと下がります。


夏だからこそのこうした汗冷えは、風邪や体調不良に繋がりやすいので気をつけたいところです。

こまめに汗を拭き取ったり、汗で湿った衣類はすぐに着替えたり。

わたしも、汗をかく外出の際は、腹巻やキャミソールなど、素肌に身に着けているインナーの替えを持って行くようにしています。


だからこそ、この季節は洗濯物が増えてしまって、自宅で気兼ねなくじゃぶじゃぶ洗える素材を重用したくなりますよね。

その代表格といえば、水に強く、丈夫なコットンです。

わたしたちにとっても、一番身近な天然繊維といえるのではないでしょうか。


今回は、以前のコラムでご紹介しきれなかったオーガニックコットンについて綴りたいと思います。


オーガニックコットンとは


オーガニックコットンは、認証機関に認められた農地で、栽培に使われる農薬・肥料の厳格な基準を守って育てられた綿花のことです。

また、労働者の安全や健康、児童労働に関する規約もオーガニックコットンの栽培基準には含まれています。


実は通常のコットン栽培には、かなりの量の化学肥料と農薬が使われています。

1990年代には農薬使用がピークに達し、殺虫剤などは世界の使用量の20%以上がコットン栽培に使われていたそう。

土壌や水質への環境負担はとても大きいのです。


一方、オーガニックコットンを栽培する土壌汚染がされていない豊かな土地は、微生物が元気に働き、水分を多く保ち、綿花も成長しやすい環境となります。

また、落葉剤などを使わずに収穫されたオーガニックコットンは、繊維が持つ自然な空洞が保たれているため、製品となったときにもふんわりと柔らかな着心地になるといわれています。


オーガニックコットンを選ぶことが、環境や、生産に関わる人々の健康を守ることにつながる。

さらに着心地も良いので、選んだわたしたちにとってもうれしいことですよね。


KinoKotoのオーガニックコットン


KinoKotoにも、「炭染めオーガニックコットンシリーズ」があります。

定番のレッグウォーマーや腹巻から、現在わたしたちの暮らしに欠かせないマスクまで、さまざまな商品を展開しています。


これまでのコラムでもシリーズからいくつかご紹介してきましたが、特にこの時季におすすめなのがルームウエアです。




オーガニックコットンに、間伐材から作られたセラミック炭を混ぜて紡績した糸を使用しています。

セラミック炭は、脱臭機能や湿気による蒸れの調節機能などがありますので、寝汗をかきやすい夏場にはとてもうれしいアイテムです。




ゆったりとした作りでどこにもストレスがなく、なめらかな生地は本当に着心地抜群。

もちろん家で洗濯できますので、汗をかくことも気にせず着ることができますよ。



何かとストレスの多い今年の夏。

快適で心地良いルームウエアで少しでもリラックスしてくださいね。


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井愛(awai主宰/リフレクソロジスト・温活士)

ナチュラルなライフスタイルを提唱するサロンやショップにて施術、接客のほか、商品開発や販促などに長年携わる。
また、冷えや女性のからだにまつわるイベントなどを多数企画、運営し、自ら講師も務める。
2018年より、からだを温めるリフレクソロジーサロン「awai」を主宰。
日本リフレクソロジー協会認定プロフェッショナル・リフレクソロジスト。
一般社団法人日本温活協会認定温活士。