2021/05/10 12:00



からだを温めるリフレクソロジーサロン「awai」主宰の岩井愛が、冷え性改善のコツや、温活アイテムをご紹介するコラム「冷えとりノート」。20回目は「天然繊維の特性を知って選ぼう」です。


5月に入り、暖かく過ごしやすい日が増えてきましたね。

洋服の素材も軽やかなものに変わってくる季節です。


衣類に使われる素材は、天然繊維と化学繊維に分けられますが、冷えが気になる方におすすめなのは、やはり天然繊維です。

天然繊維は、保温性や吸湿性が高いものが多く、一年を通してわたしたちのからだに寄り添い、快適に過ごす助けとなってくれるからです。


そもそも天然繊維とは、自然界に存在するものを使って作られる素材のことで、羊毛(ウール)や絹(シルク)などの「動物繊維」と、綿(コットン)や麻(リネン/ラミー)などの「植物繊維」に分けられます。


絹のお話は以前のコラムでお伝えしたので、今回は植物繊維についてご紹介します。


綿の特長


まずは、わたしたちにとって特に身近な繊維である綿について。


綿は、多年草である「ワタ」の種子からとれる繊維です。

中が空洞になっているため、通気性・吸湿性に優れ、さらさらとした快適な着心地が特長の一つ。

保温性もあるので、オールシーズン活躍してくれる万能な素材です。


また、3年以上農薬や化学肥料を使わない農地で栽培された綿のことを「オーガニックコットン」といいます。

オーガニックコットンについては、またあらためてコラムで詳しくご紹介しますね。


麻の特長


続いて、これからの季節に活躍する麻について。


日本の繊維製品で「麻」と表示されているものは、亜麻(リネン)と苧麻(ラミー)の2種類です。

どちらも、天然繊維の中でも特に丈夫で、清涼感のある素材であることが大きな特長。

通気性、吸湿性、速乾性に優れているので、夏場には特におすすめです。


ふわっとくるまれるレッグウォーマー


そんな2つの繊維を使用したレッグウォーマーが、KinoKotoより新しく発売されました。

それが、「麻と炭の薄手レッグウォーマー」です。



気温が高くなってきても、からだ、特に足元の冷えを感じている方は少なくないと思います。

これは、一年中冷えている、でも夏場に厚手のレッグウォーマーは着けたくない……そんな方にぴったりのアイテムなんです。



外側は麻と綿のミックス糸、内側はセラミック炭染のオーガニックコットン糸を使用しています。

この内側のオーガニックコットンが、とってもなめらかで肌触り抜群。

伸びが良く締め付け感もないので、着けていて全くストレスを感じません。

薄手で洋服に響かないので、軽やかな装いでも気にせず使えますよ。


寒い時季にぎゅうっとしっかり温められる感じとはまた違う、柔らかい布でふわっとくるまれている感じ。

暑苦しくなく、でも冷えない。

これからの時季にちょうど良い安心感を与えてくれるアイテムです。



自然由来の天然繊維は、わたしたちの肌にも心にも優しい素材。

季節や肌質に合わせて選んでいただけますので、ぜひいろいろ試して、そのときのご自身にぴったりくるものを見つけてくださいね。


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岩井愛(awai主宰/リフレクソロジスト・温活士)

ナチュラルなライフスタイルを提唱するサロンやショップにて施術、接客のほか、商品開発や販促などに長年携わる。
また、冷えや女性のからだにまつわるイベントなどを多数企画、運営し、自ら講師も務める。
2018年より、からだを温めるリフレクソロジーサロン「awai」を主宰。
日本リフレクソロジー協会認定プロフェッショナル・リフレクソロジスト。
一般社団法人日本温活協会認定温活士。