読みもの

2021/01/14 11:00



からだを温めるリフレクソロジーサロン「awai」主宰の岩井愛が、冷え性改善のコツや、温活アイテムをご紹介するコラム「冷えとりノート」。18回目は「お風呂で温まろう」です


あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


みなさまどんな年末年始を過ごされましたか。

今年のお正月は、新型コロナウイルスの影響もあり、帰省や旅行を控え、ご自宅で静かに過ごされた方も多かったと思います。



まだもう少し我慢のときが続きそうな状況です。

お家時間を楽しみながら、からだを温めて免疫力を整える方法の一つとして、お風呂での過ごしかたを充実させてみるのはいかがでしょうか。


入浴の効果


入浴には、さまざまな健康効果があります。


・温熱効果

湯船につかって温まることで血管が広がり、血流がよくなります。

それにより、体内の老廃物や疲労物質の除去が促されます。


・静水圧効果

水圧が穏やかなマッサージ効果となり、末端に滞っていた血液や体液が心臓に押し戻されます。

むくみの解消にも効果的です。


・浮力効果

水の中では、体重は10分の1ほどになります。

そのため、普段体重を支えている筋肉や関節を休ませることができ、からだ全体の緊張がほぐれリラックスできます。



これらの効果をより期待するなら、肩までしっかり湯に浸かる全身浴が良いようです。

冷え対策には、からだを芯から温めることが大切。

38〜40度くらいのぬるめのお湯に15〜20分、全身ゆったりとつかるようにしましょう。


季節のお風呂を楽しもう


お風呂の楽しみをプラスしてくれるのが、日本ならではの「季節湯」。

四季折々の植物を湯船に浮かべ、その効能や香りをとりいれる文化です。


端午の節句の菖蒲湯や、冬至の柚子湯などが一般的ですが、ほかにもこのような季節湯があります。


1月 松湯

2月 大根湯

3月 蓬湯

4月 桜湯

5月 菖蒲湯

6月 どくだみ湯

7月 桃湯

8月 薄荷湯

9月 菊湯

10月 生姜湯

11月 蜜柑湯

12月 柚子湯


季節を彩る植物の名前を見ているだけでもわくわくしてきますね。

自然の力と、日本文化の風情を感じられる季節湯を、こんなときだからこそ楽しんでみてはいかがでしょうか。


お風呂上がりには、冷え予防にKinoKotoの「絹と炭のレッグウォーマー」を着けてお休みください。

足元は心臓から遠く、冷えやすいところですので、入浴後のポカポカ感を持続できるように温めるようにしましょう。

指先が冷える方は、レッグウォーマーをずるずると下げ、足先まで覆うようにするのがおすすめですよ。



2021年もからだを温めて健やかに過ごしていきましょう。



ご紹介したアイテム/関連アイテム


岩井愛(awai主宰/リフレクソロジスト)

ナチュラルなライフスタイルを提唱するサロンやショップにて施術、接客のほか、商品開発や販促などに長年携わる。
また、冷えや女性のからだにまつわるイベントなどを多数企画、運営し、自ら講師も務める。
2018年より、からだを温めるリフレクソロジーサロン「awai」を主宰。
日本リフレクソロジー協会認定プロフェッショナル・リフレクソロジスト。