2019/12/25 11:00



からだを温めるリフレクソロジーサロン「awai」主宰の岩井愛が、冷え性改善のコツや、温活アイテムをご紹介するコラム「冷えとりノート」。7回目は「マスクとセルフケアで免疫力アップ」です。


気温が下がり、空気も乾燥するこの季節は、風邪やインフルエンザが流行します。

街中でもマスク姿の人を多く見かけますね。


感染予防に有効なアイテムであるマスクですが、身に着けていると、肌にかゆみを覚える方もいるのではないでしょうか。

かくいうわたしもその一人で、肌への刺激や、マスク内の蒸れ感から、一般的な使い捨てマスクがすこし苦手です。

衛生面などから取り替える方が良いとは思いつつも、毎日使い捨てるのもなんだか気が引けてしまいます。


着け心地抜群のオーガニックコットンのマスク


そんなわたしがこの冬愛用しているのが、KinoKotoの「炭のマスク」です。



肌に触れる面はオーガニックコットン100%のため、着け心地抜群。

さらに、生地に消臭・調湿機能のあるセラミック炭が入っているので、蒸れ感が少なく快適なのです。


鼻の上部にも生地がある立体的な形なので、包まれている安心感に加え、防寒にもなるのがうれしいポイント。

また、耳かけ部分はアジャスター付きですので、ご自身に合わせて調整ができます。

落ち着いたグレーの色味も、男性・女性ともに使いやすいですよね。



インナーと同じように素肌に触れるものですから、なるべく天然素材でストレスなく着けられるものを選びたい。

さらに、お家で洗えて衛生的に使いたい。

そんな願いを叶えてくれるマスクです。


風邪予防のセルフケア


マスクでの予防も必須ですが、自分自身の免疫力を高めておくことも大切。

まずは基本の対策からおさらいしましょう。


・手洗い、うがい

指の間や手首の方までしっかり洗います。

うがいは、まずは口の中でクチュクチュして汚れを落とすうがいを2〜3回。

その後、上を向いてのどの奥まで水を届けるように、約10秒ガラガラするうがいを3回くらいします。


・栄養を十分にとる

鼻やのどの粘膜を強化するといわれているビタミンAの摂取がこの時季には特におすすめ。

レバーやうなぎ、緑黄色野菜(にんじん、春菊、かぼちゃなど)に多く含まれています。

また、傷ついた細胞の修復を促進するビタミンCも摂取しましょう。

ビタミンCは、果物やブロッコリー、ピーマン(赤・黄・緑)、じゃがいもなどに多く含まれます。


・睡眠を十分にとる

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、からだの細胞を再生し、免疫力を高めてくれます。

自己治癒力を促し、ウィルスへの抵抗力を保つためにも、質の良い睡眠は不可欠です。


・乾燥させない

空気が乾燥するとウイルスは活性化。

一方、鼻やのどの粘膜は、乾燥すると防御機能が低下し、ウイルスに感染しやすくなってしまいます。

一般的に、湿度が50%を超えるとウィルスの生存率が下がるそう。

加湿器などで、60~80%をキープするようにしましょう。

上記に加えて、これまでのコラムでお伝えしてきたさまざまな温活方法を試してみてください。

体温が1度上がると、免疫力が30%アップするというデータもあるのです。

腹巻、レッグウォーマー、靴下等でからだを温める。

ふくらはぎや足裏を揉む。

どの方法も、からだを温めるのに有効ですよ。


わたし自身も常日頃から上記を心がけていますが、それでも風邪を引きそうになってしまったときは、とっておきの温めアイテムである「絹の腹巻き ロングタイプ」を身に着けます。

以前のコラムでもご紹介しましたが、大腿部まで包まれると、温かさがよりアップしてポカポカしてくるのです。



また、こまめな水分補給も大切。

のどや鼻の粘膜が潤うことで、ウィルスなどの異物を除去する繊毛運動が活発になるので、のどが乾いたと思う前に、20〜30分おきに少しずつ白湯などを含むのがおすすめです。


みなさんも、ご自身に合った養生法で体調を整え、お元気で年末年始をお過ごしくださいね。

2019年、コラムを読んでくださってありがとうございました。

どうぞ良いお年を


ご紹介したアイテム/関連アイテム



井愛(awai主宰/リフレクソロジスト)

ナチュラルなライフスタイルを提唱するサロンやショップにて施術、接客のほか、商品開発や販促などに長年携わる。
また、冷えや女性のからだにまつわるイベントなどを多数企画、運営し、自ら講師も務める。
2018年より、からだを温めるリフレクソロジーサロン「awai」を主宰。
日本リフレクソロジー協会認定プロフェッショナル・リフレクソロジスト。