2019/07/31 12:30



からだを温めるリフレクソロジーサロン「awai」主宰の岩井愛が、冷え性改善のコツや、温活アイテムをご紹介するコラム「冷えとりノート」。3回目は「レッグウォーマーで夏の冷え対策」です。


今年は長梅雨でしたが、これからいよいよ夏本番。

暑い季節がやってきます。

気温が上がると、薄着になったり、冷たいものを食べたり飲んだりしてしまいがち。
さらに屋内はどこも強い冷房が効いており、気付かぬうちにからだの冷えは溜まっていきます。
暑さ対策と冷え対策、うまくバランスをとりながら叶えたいものです。

おすすめなのは、腹巻きとレッグウォーマーを上手に取り入れること。
この2つは、季節に合わせて素材や使い方を調整しながら、一年を通して身に着けていただきたい温活アイテムなんです。

「第二の心臓」ふくらはぎ


冷え対策で特に大切なのは、お腹とふくらはぎを冷やさないこと。
お腹を温める重要性については前回のコラムでご紹介しましたので、今回はふくらはぎとレッグウォーマーについてお話します。

ふくらはぎは「第二の心臓」といわれています。
血液は、心臓によって全身に送り出されますが、足まで送られた血液を心臓まで押し戻すのが、ふくらはぎの役割。

重力の影響で、足は、血液はもちろんリンパ液や老廃物などが滞りやすくなっています。
それらを、ふくらはぎの筋肉が伸び縮みするポンプ機能によって押し返しているのです。

心臓のように自律神経が動かしてくれるわけではないので、意識してこのポンプ機能を十分に働かせてあげないといけません。
ですから、歩いたり、マッサージをしてふくらはぎ周りを動かすことと、入浴や、レッグウォーマーを身に着けて外側から温めてあげることが大切です。


kinokotoの「絹と炭のレッグウォーマー」は、肌にあたる内側部分は絹100%、外側は綿100%の二重構造で、体温を逃がしにくい特性を持つ編み方は、特許技術によるものです。
内側部分には遠赤外線機能のあるセラミック炭が塗布されており、心地よい温かさを感じられる一品。
締めつけ感も全くないので、一日着けていても負担がなく、リラックスして過ごすことができます。


意外と冷えている膝


このレッグウォーマーシリーズには、膝まで覆えるロングタイプもあり、わたしは長年こちらを愛用しています。
実は、膝も下半身の冷え対策に大切な場所なのです。

膝周りは、筋肉量が少なく、意外と冷えやすいところ。
また、姿勢が悪い人は膝に負担がかかって血行が阻害され、冷えにつながっていることも。

そして膝裏には、リンパ管が集まるリンパ節もあります。
リンパ節は、流れてきた老廃物や体内の異物を濾過し、きれいにして静脈の血液に戻す役割をもっているので、膝周りを温めることは、巡りを整えるためにも重要なポイントなのです。


夏の安眠にもレッグウォーマーを


夏の夜は、蒸し暑く寝苦しいもの。
冷房をつけて眠る方も多いと思います。
ですが、冷房によってからだが冷えてしまい、かえって体調を崩してしまうこともあります。

そんなときにも、レッグウォーマーを上手に使ってみましょう。
レッグウォーマーをずるずると下げ、足先まですっぽりと覆って眠ってみてください。

天然素材ならではのふんわりとした温かさにくるまれるのは、なんともいえない安心感。
指先が解放されているので、暑苦しさも感じず、朝までぐっすり眠ることができます。


写真では指先が出ていますが、冷えが気になる方は、指先まですっぽりと覆ってみてください。
そのときの冷えの感じ方で、覆う具合を調整できるのもレッグウォーマーの良いところです。

着脱しやすいので手軽に温度調整ができ、冷え予防に温めておくべき足首やふくらはぎ、膝周りをカバーできるレッグウォーマー。
ぜひこの夏取り入れてみてくださいね。


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岩井愛(awai主宰/リフレクソロジスト)

ナチュラルなライフスタイルを提唱するサロンやショップにて施術、接客のほか、商品開発や販促などに長年携わる。
また、冷えや女性のからだにまつわるイベントなどを多数企画・運営し、自ら講師も務める。
2018年より、からだを温めるリフレクソロジーサロン「awai」を主宰。
日本リフレクソロジー協会認定プロフェッショナル・リフレクソロジスト。